西鉄電車が「nimoca」乗車ポイント付与を3月で終了 筑豊電気鉄道・西鉄バスも

西鉄グループ電車・バス路線の「nimoca(ニモカ)乗車ポイントサービス」が2021年3月31日(水)をもって終了します。

西鉄天神大牟田線6000形電車
西鉄天神大牟田線6000形電車

西鉄電車では、ICカードnimocaでの乗車回数に応じて1〜3%のポイントが付与されるサービスを実施しています。また、筑豊電気鉄道やバスなどの利用時には、乗車ごとに2%のポイントが付くほか、利用金額に応じたボーナスポイントも別途加算されます。

3月31日(水)をもって乗車ポイントサービスを終了する鉄道路線は、西鉄電車(天神大牟田線・太宰府線・甘木線・貝塚線)および筑豊電気鉄道です。

一般路線バスでは、西鉄グループ各社(西日本鉄道・西鉄バス北九州・西鉄バス筑豊・西鉄バス宗像・西鉄バス二日市・西鉄バス久留米・西鉄バス佐賀・西鉄バス大牟田・亀の井バス・日田バス・北九西鉄タクシー・宗像西鉄タクシー)が運行するすべての路線でポイントが付与されなくなります。また、筑豊電気鉄道の電車と西鉄グループの一般路線バスを乗り継ぐと乗車ポイントが2倍になる「ちくバス乗り継ぎポイント」サービスも終了となります。

また、西鉄グループが運行する高速バス20路線(福岡〜北九州・行橋・直方・下関・佐賀・佐賀空港・熊本・黒川温泉・日田・別府・大分・湯布院線、福岡空港〜久留米・大牟田・荒尾・佐賀線、北九州〜別府・大分線、北九州空港〜福岡・小倉・折尾・黒崎線、湯布院〜大分空港線)についても、3月31日(水)をもってnimocaポイントの付与が終了します。

なお、獲得した乗車ポイントは終了日を過ぎても有効ですが、ポイントの有効期限(付与日の翌年12月末)までに交換手続きをする必要があります。

西日本鉄道によると、新型コロナウイルス感染症の影響で利用客が大幅に減少している中、今後も輸送サービスを提供し続けるためとしています。西日本新聞の報道によると、ポイント還元終了により年間6億5千万円の収支改善を見込んでいるとのことです。

西鉄、ニモカ乗車ポイント3月終了 年6億円収支改善
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/694819/

なお、同様のサービスを実施している長崎電気軌道は、今後もnimocaによる乗車ポイント付与を継続すると表明しています。